蕎麦いんなみの特徴(安心・安全、無添加・手作り・美味しさの追求の蕎麦工房)

  蕎麦いんなみの蕎麦は、 厳選した国産そばの殻を剥いだそばの実(丸抜きそば)で仕入れ、冷蔵庫で一定の温度管理で保管しています。黒い殻は、全く入っていません。このそばの実の薄緑色の部分には、玄米と同じように栄養が特に多く含まれています。
  毎朝、その日の打つ分だけを左記の甲州臼で自家製粉します。 この甲州臼は全国で数十台しかない石臼です。製粉歩留まり99.8%の製粉能力を持っていて、そばを超微粉末に挽くことができます。蕎麦いんなみでは、98%前後で製粉しています。従来、普通の石臼では挽けなかった甘皮の成分を98%前後で挽くことが可能で、甘皮に含まれているルチンがたっぷり入った挽きぐるみそばを十割そばと二八そばで提供しています。蕎麦いんなみのそばは、身体に優しいそばです。
  そば打ちの基本は、捏ね・延ばし・切りですが、この捏ねである水回しは、その日の気温や温度やそば粉の状態により加水が微妙に違い、改めて、そばとはデリケートであることを痛感して打っています。蕎麦いんなみでは、この作業を全て手作業で行っています。
これを丁寧に、二八そばは、厚さ2.3ミリ前後、十割は、2ミリを目標に延ばしてゆきます。延ばしは、非常に難しい作業です。


そばを均一に切ることは、そばを茹でた時、均一に茹であがるように、そして、食べてすする時ののどご越しの食感を良くするようにです。そば切りは、一定のスピードとリズムが大切です。
  ご自宅の作業となります。
大切なそば茹では、ゆで加減でそばの味が大きく違ってきます。冷たいそばの茹での場合、太さによって秒単位で茹で時間を変えることになります。
温かいそばの場合、茹で時間は、短くなります。食べる際に「美味しい」となるには、大切なことです。
コシが強く、甘く、ルチンがぎゅっと詰まった未知の食感の蕎麦いんなみのそばをご自宅でお楽しみください。 


(参考資料)

そば粉の栄養成分

基礎成分(小麦粉・精白米との比較)

成分 エネルギー 水分 蛋白質 脂質 澱粉質 食物繊維 灰分
単位 kcal/100g g/100g g/100g g/100g g/100g g/100g g/100g
そば粉(全粒紛) 361 13.5 12.1 3.1 69.5 4.3 1.8
小麦粉(中力粉) 368 14 9 1.8 74.8 2.8 0.4
米(精白米) 356 15.5 6.8 1.3 75.8 0.8 0.6

蛋白質のアミノ酸組成(小麦粉・精白米・卵・牛乳との比較)

そば粉
(全粒紛)
小麦粉
(中力粉)

(精白米)

(生)
牛乳
(生)
大豆
(国産)
92 41 65 100 100 86

ミネラル類(小麦粉・精白米との比較)

ミネラル
単位
ナトリウム カリウム マグネシウム カルシウム
mg/100g
リン 亜鉛
そば粉(全粒紛) 2 410 190 17 400 2.8 2.4 0.54
小麦粉(中力粉) 2 100 17 20 75 0.6 0.33 0.1
米(精白米) 2 110 33 6 140 0.5 0.5 0.22

ビタミン類(小麦粉・精白米との比較)

ビタミン
単位
A E K B1 B2 B6 ナイアシン C
そば粉(全粒紛) 0 0.5 7 0.46 0.11 0.29 4.5 0
小麦粉(中力粉) 0 0.4 0 0.12 0.04 0.05 0.7 0
米(精白米) 0 0.4 0 0.12 0.03 0.13 1.4 0

そば粉の特殊成分
(1)ルチン:ビタミンCとの協奏作用により、毛細血管を強化し、血圧降下作用をする。
(2)カテキン類:抗酸化作用、抗腫瘍作用、血糖降下作用、血圧降下作用。
(3)プロアントシアニン:抗酸化作用。